2018年08月01日

団塊世代ストライクゾーン 小川文男さんの定年後の生き方   中村昌子

 団塊世代が後期高齢者となる2025年を控え、圧倒的ボリュームを持つ団塊世代の多様な生き方やライフスタイルが 後に続く「ポスト団塊世代」以降のシニア予備軍世代の指針となり、羅針盤となります。

 今回、立教セカンドステージ大学同窓会の「10周年記念サイト」で、何人かの方々が、立教セカンドステージ大学での学びを修了後、その学びの展開の実践について語っておられます。「ライフプロデュース」研究会メンバーでもある団塊世代ストライクゾーンの小川文男さんもそのお一人ですので、ご紹介いたします。 YOU TUBE動画資料:立教セカンドステージ大学「10周年記念サイト」から引用



ポスト団塊世代の中村から観た、小川文男さんの定年後の生き方に共感し指針とするポイント↓

1.小川さんご本人が「競争!」が一つのキーワードであった、日本の高度成長期を担ってきた「団塊の世代」ストライクゾーン(海外赴任も経験された元商社マン)であられるが、力みがなく、静かな佇まいで、威圧感がない。深く静かに秘めたパッションが伝わってくる。
2.ご本人が前面に出てこないので、印象がナチュラルー。が、深く静かな存在感があるので、後に続く世代は、話を真摯に聴いてもらえそうな安心感と親近感を感じる。
3.ご本人は、群れない....というか群れる必要が全くない確固たる自分の世界がある。(アマチュアのサックス奏者でもある)。 ご本人は集団に特に依存していないのに、小川さんを必要とするプロジェクト、プラットホームが複数ある。しかも、それが旧知の同質性のコミュニティに留まらず、新たな人間関係を開拓し構築し、常に誠意を持って対応され、必ず期待に応えておられる。

次に、以下の2点については、小川さんと中村は意見が一致している点と言えます。

1.企業人生で複雑な人間関係やリーダーシップを発揮することに散々苦労してきたのであるから、人生第二章は、身近な地域コミュニティで役立つ自分を目指したい!次世代を、日本の未来を担うこどもたちを!日本を訪れる外国人を!優しく、暖かく、ホスピタリティ&フォロワーシップを発揮してサポートしていきたい!という考えが一緒であり、その路線で、自分の人生をセルフプロデユースしている。

2.ボランティア一筋では持続可能はなかなか難しい。もし、ボランティア活動に力を注ぎ、最大値の効果を期待するのであれば、言わば車の両輪の片方として、有償の仕事を持とう!そして多世代が交じり合う旬な社会の空気を肌で実感しよう!有償と無償の仕事をシナジー効果で相互作用させて、プロダクティヴエイジング(しなやかに生涯現役)を目指そう!年を重ねても尚、報酬を得る仕事ができるスタンスを自らが示すことで、後に続くシニア予備軍世代が希望の光、指針を得ることができるーという明確なvisionー、以上2点が一致している。

小川文男さんは、様々な活動のプラットホームを持ちながら、気負わず力まない。また、趣味のサックス演奏やテニスもその仲間の皆さんと楽しんでおられます。

定年後の学びを、気負わず、しなやかに、様々なコミュニティでの他との協働に展開、発展させている小川さんの生きざまは、団塊世代の皆様(特に企業戦士だった方々...)にこうあってほしい.....と後に続く世代が願う、理想的なモデルパターンの一つです。

「薫陶」という言葉はなかなか使う機会がありませんが、後に続く世代にとって指針となるような存在は、人生100年時代、ますます大切になってくるのではないでしょうか....。            
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2018年07月27日

【シェアハウスって なに?】  寺本眞子

寺本眞子(てらもと まさこ)さんは、東京都文京区本郷で不動産業を営んでおられます。この投稿では、現在、彼女が代表取締役を務めておられる有限会社TERAMOTOが取り組んでいる、留学生対応のシェアハウス運営について【シェアハウスって なに?】と題し、わかり易くご説明いただき,且つ寺本さんが新たな事業に取り組むその思いについて綴っていただきました。寺本さんと中村は、岩手県陸前高田市広田町の住民の皆様との交流がきっかけで知り合い現在に至りますが、常にグローバルな視点で時代のニーズをキャッチし幅広い人的ネットワークを構築、と同時に学びの探求をすることで自分自身を切磋琢磨し,チャンスを逃さないその姿勢にはいつも敬服しております。
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【シェアハウスって なに?】

現在、弊社で取り組んでいる【留学生対応のシェアハウス運営】について述べさせて頂きたいと思います。
【シェアハウス】という居住の定義は自分の部屋とは別に、共同利用できる共有スペースを持った賃貸住宅のことです。そこには共同住宅ならではの「共有」と「交流」を楽しめるあたらしい住まいの形として外国人、日本人を問わず近年認知され始めている。
また、シェアハウスが持つコミュニティに注目し、「スポーツ」、「サイクリング」、「ガーデニング」など共通の趣味を持つ入居者を集めたシェアハウス、ITスキル向上や起業家支援などのビジネスパーソン向けのシェアハウス、保育設備を持つシングルマザーを支援するシェアハウスや就活生支援シェアハウスなど、特徴を持った物件も続々と出てきているのが現状である。

 そこで弊社としては, @2008年、日本政府の「留学生30万人計画」の発表に伴う住居不足 A東京都内の空き家対策 Bシニア世代の雇用促進 の3つの課題を見据え 留学生対応のシェアハウス運営に取り組んでいる。

 2016年から2018年にかけて青山学院大学大学院にて国際コミュニケーションを専攻し彼らとのネットワークを構築することができた。それにより留学生の日本における居住問題の現状とニーズを知ることができ、不動産管理会社としてどのようなサポートを彼らに提供していくべきかを具体的にヒアリングすることができた。

居住環境を提供するだけではなく、シニア世代の人々に運営等に関わってもらうことで、留学生に対するソーシャルサポートを提供していくシェアハウスを目指している。私が特に関わりたいと思っているのは、日本が好きで、本当に日本で学びたいという志を持って来日したばかりの留学生達のサポートである。異文化に適応していくまでの期間は、多くの不安やストレスを抱えての生活を余儀なくされる。そのような期間にシニア世代の経験や知識を活かし、国際異文化交流に寄与してもらいたいと思っている。

 今後世界は益々グローバル化し、次世代の子供達は、地球規模での競.争や協力、また環境保全などの難問の中で生きてゆかなければならない。そんな彼らの為に私が出来ることは何だろうかと考えた時、自分の長年のキャリアである不動産管理という仕事を通して、少しでも留学生達の親日派を育てていくことではないかと考えたのである。小さなミッションではあるが、私にとっては強いミッションである。今後 弊社の大きな柱となるプロジェクトに育てていきたいと考えている。

有限会社TERAMOTO http://masagoya.jp/
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posted by ライフプロデュース研事務担当 at 06:17| Comment(0) | 日記

2018年07月22日

第4回「ライフプロデュース研究会」2018/07/20 の報告 担当 若井泰樹

7月20日に開催された、第4回 月例会についてご報告いたします。コラム担当は、若井泰樹さんです。
今回は、新たに50代女子、山本圭美(まみ)さんに参加していただき、参加者は計10名でした。山本さんのプロフィールはこちらから↓

山本さんは、2010年春に30年余り勤務した企業を早期退職、その後、在職中も活動していた音楽活動を本格的に始動!彼女のライブステージは自らも「ホスピタリティ・ジャズシンガー」とおっしゃるとおり、どんな難しいアーティストと組んでも、彼女の持ち味=確かな語学力とハイクオリティな音楽性を発揮されているのには、いつも感心している中村です。今回は、冒頭で、JAZZにおけるインプロヴィゼーション(即興演奏)の難しさとその醍醐味についても語っていただきました。

日時) 7月20日(金) 18時〜21時
出席者) 皆川 柴田 三橋 小川 小平 庄司 若井 寺本 山本 中村 計10名(男7名 女3名)

【参考資料】
山住勝広/ユーリア・エンゲストローム編「ノットワーキング」新曜社(2008年)
ノットワーキング.pdf

以下、若井さんの報告です。

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まず今回初参加の、現在プロのジャズ歌手をなさっている山本圭美(まみ)さんのとてもオシャレな自己紹介でスタート。
特に、毎回舞台上で繰り広げられている演奏者の方々との「インプロビゼーション(即興・アドリブ)の極意」についてのお話がたいへん興味深かった。まさにこの研究会の構成メンバーのダイバーシティ(多様性)を実感! 次いで、本日のテーマである「現在、抱えている問題(課題)」について議論開始。

最初にメンバー最長老の柴田さん(80歳)から口火を切って頂き、その「問題意識」とは?
@地域ボランティア活動で感じること。
 ⇒世代の交代につれて、活動に対する意識も変化してきており、今後徐々に無償から有償のボランティアへ移行していくのでは?(むしろその方がベターでは?)
A現在の日本の「社会保障制度」の今後について、大変憂慮している。
 ⇒我が国においても、今後そう遠くない時期に、いっぺんに「制度」そのものが崩壊していくリスクを強く危惧している。
といった主旨のお話があり、その後しばらく「ボランティア活動」や「世代間ギャップ(認識等)」についての活発な議論が続いた。
二人の息子さんの母である寺本さん(50代)は、東日本大震災の復興支援活動がきっかけで、ここ数年、岩手県陸前高田市広田町の皆さんと共同プロジェクトで東京大学(本郷)のホームカミングデーで農産物等を販売しておられる。広田町の高齢者の皆さんにとって、東大のホームカミングデーに毎年来て出店していることが生き甲斐となっているとおっしゃっていた。更にそのご縁で、早稲田の野球部所属だった息子さんが広田町の高校生に野球をボランティアで教えに行った時の経験は、息子さんにとっても「まさに何ものにも代えがたい貴重な財産になっている」と実感されているとのことー、そこから現代に生きる若者たちへの話に展開。
小平さん(60代)は、「今の若者世代は、自分で工夫していく力が弱くなっているのでは?」と話し、また三橋さん(70代)は、「自分が入社した当時は、(設計の業務も)勿論PCもなく、紙と鉛筆から始めており、どんなに時代が変わっても、まずは『人の手』で何でもやってみることが肝要(ITに頼り過ぎない!)」と述べられた。
また山本さん(50代)からは、「今の子供たちは、タブレットやスマホで文字を入力することには慣れている。はたして『書くこと』を習うこと自体に意味があるのか?と真剣に疑問を投げかける母親も存在する」とお話になった。
最後にこれらの議論を踏まえ、今後「環境の変化」とか「大災害の発生」等に、はたしてきちんと対応出来るのか?大いに疑問という意見が大勢を占めた。
あわせて、なんでもかんでも「便利な時代」になった現代人は、今こそ一度原点に立ち返って、「人の手」すなわち「自分の力で様々な困難を乗り越える力(知恵)」を見直す(身に付ける)ことが大切ではないかという結論になった。
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19:30からは恒例の夕食タイム 美味でーす。

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また会の最後に参加者全員から、このライフプロデュース研究会の「自分にとっての位置づけ(意味合い)」についてどう感じているのか?を各々意見を述べることに。

・加齢とともに身体と精神のバランスをどうとっていくか?が大きな課題と感じており、それをこの会を通して学んでいきたい。
・言わば、「一度社会人としてギラギラした=完全燃焼した人たち(油抜きした油揚げのような存在)の集団」である、と捉えており、安心してなんでも吐露できる。居心地の良いサードプレイスの一つと感じている。
※注釈:ギラギラという意味は、目標達成、高きを目指し、仕事に情熱を持って取り組んだ経験のあるヒトーその過程で挫折したり、左遷される経験をしたり、志半ばで目標が全うできなかったり、人間関係でトラブったり....そうした社会人として満身創痍というか、悲喜こもごもの実体験をしたヒト、一度、社会人として徹底的に燃え尽きた人は、油抜きした油揚げの様な人間味を醸し出しているという意味です。
・過去様々な経験をしてきたが、ここはそれらを「整理する場」と感じている。
・「残り時間」がだんだん見えてきて、今後の「時間の使い方」(メリハリ、アクセント等)について、この場を通して考えていきたい。
・ふだん読書をしていても、テレビや新聞等を見ていても、「あっ、これについて(少し学んでから)次の場で発言してみよう」といった大きなモチベーションになっている。
・現在は「人としての自立」(生活力の確立)を最大の課題としており、それを学んでいきたい。自分の「老いづくり」(いい年寄りとは?)⇒「老い上手」が最大の目標。
 ⇒『人様の邪魔にならないよう、自分のペースで歩む(生きる)!』(父上の教え)

以上、今日もまた「油抜きした油揚げ」のような、ほんとうにステキな方々と時間を忘れて有意義な議論をし、その余韻を楽しみながら帰路につきました。

以上

posted by ライフプロデュース研事務担当 at 15:54| Comment(0) | 日記