2019年02月24日

第9回 ライフプロデュース研究会 報告 (2019年2月22日開催)  報告者 小平陽一

皆様、こんにちは! 2月最後の日曜日、如何お過ごしですか?
2月22日、第9回 ライフプロデュース研究会 開催致しましたのでご報告いたします。
今回の報告者は、小平陽一さんです。小平さんは高校の化学の教師から、家庭科の教師に変身!したという珍しい経歴をお持ちですが、地元飯能市では、飯能市男女共同参画審議会会長や市民大学の講師を務めるなど、地域に根差した幅広い活動をなさっている団塊世代です。この記事の最後に、小平さんが連載発信している、『飯能近田舎通信』のpdfも添付いたします。

第9回 ライフプロデュース研究会 報告 (2019年2月22日開催)  報告者 小平陽一
参加者(7名)皆川、中村、若井、寺本、庄司、小川、小平
テーマ:人生の仕舞い(終(しま)い)方、仕上げ方

 まずは、提案者の皆川座長より趣旨説明。
(皆川)70代後半 人生の仕舞い方は、終焉前後をどう準備するかというとらえ方。ご自身は、エンディングノート、延命措置の是非などはもとより、死後の処置についても、亡くなった妻との思い出の地での散骨(主にスウェーデン織物作家だった奥様との思い出の地、デンマーク スウェーデンと新聞記者として転勤地の神戸)などを息子に託している。仕上げ方のほうは、生前、残された人生をどう過ごすか? 仕舞い方、仕上げ方、その線引きは曖昧だが、自分の終焉に向けて考えておきたい。

 これを受けて、残り6名それぞれがこのテーマに沿って、自身の今考えていることを述べ合った。総じて、皆川座長ほどは仕舞い方まで考えは及ばず、その前の段階の、今をどう生きるか? つまり仕上げ方のほうを考える事で精いっぱいというところ。

(中村)60代前半:30代で渡仏し帰国後、50代60代はT妃殿下の専属デザイナーとして活躍した叔母(生涯単身者)の孤独死、遺品整理を姉と共に体験し、死のあっけなさ、無常を知った。今は、半J半B(仕事と地域猫活動などのボランティア)そのどちらにもほぼ同じエネルギーを費やして日々忙しく過ごしている。人生仕上げのステージに差し掛かった現在、辛い体験を含め、これまで生きて来た道程(みちのり)全てに心から感謝できることが嬉しい。また、早期退職後約7年間の充電期間を経て、リアクション溢れる≪多世代協働型の現場≫で働けていることは、自分らしい人生仕上げのステージが正に始まったばかりと感じている。

(若井)60代後半:最後までどう生きるか? 今を生きる=シニア期の生き方(吉沢久子)に共感。お金、健康、趣味、友達作りを課題として、自分のやりたい事をやって死を迎えたい。人とのつき合い、お金、時間、心の断捨離。自分なりの距離をもって、付き合いたくない人とは無理に合わせないでやってゆきたい。
※ 翌日、若井さんが新聞を読んで肝に銘じた言葉 ≪マハトマ・ガンディーの名言≫↓
『明日死ぬと思って生きよ。永遠に生きると思って学べ。』

(寺本):50代後半:家族の亡くなり方をたくさん見てきた。その人の死は、家族のそれぞれにメッセージを残してゆく。また、家業が不動産管理業なので、仕事上でもたくさんの人の亡くなり方に遭遇した。孤独死からは最小限の人付き合いは必要だと思った。また、死後、残されたものの骨肉の争いも見てきた。エンディングノートを準備して、揉めないようにするのが親の義務だと思う。今がハッピーという生き方をしてゆきたい。

(庄司):50代後半 仕舞い方はまだピンと来ない。今は、母87歳のことと、親の土地と家をどうするかが当面の課題。現在、頼まれた本を書いているが、自分の最後は、執筆している最中に死を迎えるのが理想だと思っている。

(小川)70代前半 漠然としか考えていない。が、相手のリアクションのある日本語教師のボランティアに、とても遣り甲斐を感じている一方で、その他、複数関わっていることには少し限界を感じ、軌道修正するタイミングでは?とも思っている。フレイルの観点から鑑みると医療や延命の問題...etcと課題は多い。今後はトータルでの充実があればいいと思っている。今は《自立と自律》ができることを目指している。自分がどれだけ人の心に残るのか?人の心に残る生き方をしたい。いろいろな人と関わり合いたい。

(小平)60代後半 市民大学の講師を依頼されたところで、当面の忙しさに追われている。他に、地域での活動や趣味活動にも忙しく、仕舞い支度、人生の仕上げ方にまで考えが及ばない。『百まで生きる覚悟』春日キスヨによると、今の高齢者はピンピン、ヨロヨロ、ドタリ、そして逝く、という。そのそれぞれが長い。準備はしておかなければとは思うものの、ヨロヨロ、ドタリ期のリアリティがなかなか持てないのが実情。仕上げに、もう一冊の本を書き残したい。

 それぞれにテーマに沿って思いを語ってもらった後はフリートーク。印象に残ったのはリタイア後の地域活動や学習活動、市民活動において、人間関係の波風がストレスになるという話だった。

第30号 飯能近田舎通信 (2).pdf

次回,第10回「ライフプロデュース」研究会 
:3月22日(金)18:00〜 日本記者クラブ9F談話室
テーマ:『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』
帚木蓬生(Hosei Hahakigi) 朝日新聞出版 を題材に読書会
帚木蓬生 ネガティヴ ケイパビリティ.JPG
posted by ライフプロデュース研事務担当 at 08:14| Comment(0) | ブログ