2019年04月30日

第11回「ライフプロデュース」研究会、開催致しました。

 4月26日、第11回「ライフプロデュース」研究会、開催致しました。
平成最後の研究会参加者は80代×1名 70代後半×2名 団塊世代×2名  60代×2名―、計7名でした。
それぞれが、現役時代にひとまずピリオドを打った後、現在は地域に密着した活動に積極的に複数、関わっています。(日本橋 市川 飯能 深川 川崎など)。
 今回のテーマは「地域に密着した活動で、後継者を育成する術について」でしたが、その問いに対する明解な答えには至らなかったものの、今回のテーマが「ライフプロデュース」研究会の最も大切なテーマの一つとして位置づけられたことは成果といえるでしょう。中村は冒頭で、紅一点且つ最年少の立場で、質問をさせていただきました。

リタイア後、地域で裃(かみしも)を脱ぎ捨て「ただの人」になることは、特に現役時代要職であった男性の場合、実はとても難しい。英語で「learn」は学ぶこと、もう一つ、「unlearn」というのがあって、「unlearn」は今まで身に付けてきたことを一回外して新たなことを学ぶような意味があって、かなり意識してこれまで身に付けて来たことを外していかないと、「unlearn」は難しい。その「learn」&「unlearn」の二つが機能するダイナミズムが生まれると、リタイア後もちょっと生きやすくなる−。と、お世話になった社会学者の教授がおっしゃっていて、中村は深く共鳴し、密やかに地域社会で実践しております。今回参加者の皆さんは、それぞれの地域で、精力的にネットワークのハブとなって活動しておられ、且つ学びの実践も並行して継続しておられる。どうやって「learn」&「unlearn」の機能を効果的に使いこなしてこられたのか。「unlearn」することって、成功体験がある人間であればあるほど、とても難しい。地域社会で、企業の元管理職の男性が地域コミュニティに打ち解けず、実践的に活躍できず、むしろ、女性の方が圧倒的に新たな環境に馴染みやすい、適応能力が高いという現実がある。その点について皆様のご意見をうかがいたいと思いました。
以下、研究会の纏めの担当はAさん、レポート3名にご寄稿いただきました。(Aさんの地域活動の拠点は東京の下町、深川、Eさんは川崎市、Fさんは飯能市にて複数の地域活動のハブ的存在として精力的に活動、ネットワークを構築中!)

◇第11回「ライフプロデュース」研究会 纏め◇

テーマ「地域に密着した活動で、後継者を育成する術について」
Aさん


まず参加した7人のメンバーから各自テーマに沿って発表があり、その後フリーディスカッションに展開した。
●発表内容の中で異口同音の共通した課題があがり、一つ目は組織自体の「高齢化」の問題であり、二つ目にそれに関連して組織の「制度疲労」(仕組みとか運営方法等)が進んでいるという見方があり、最後三つ目は「次世代を担うべき(期待する)若者層の取り組み意欲」が若干低下しているように感じているということだった。
 ただ三つ目の課題は、そのこと自体けっしてその層(次世代)の人たちだけの問題ではなく、@時代や環境の想定を超えた変化が問題(社会保障制度をはじめとした将来への大きな不安等)だったり、A世代間の価値観とか物の考え方等のギャップ(ミスマッチ)もあるともとらえていて、これは双方でより歩み寄ったコミュニケーションをとることによって、その溝を埋めていく努力をしていかなければならないという話に。

 Aの活動は「地元の町内会」で、上記の問題を抱えつつ、「今の若者気質」にスポットをあて様々な視点から研究し、なんとか若者たちの参加意欲を高める努力をしていると述べ、Bさんは長年携わっている地元の活動において、次の世代である「団塊の世代」の人たちが、今一つ消極的でバトンタッチしたくてもなかなかできないという悩みを話された。その方々はビジョンには賛同するも、現在は仕事を持っていて参加してもらえないとのこと。またCさんは、若者世代がなかなかシニア世代に対して心を開いてくれないと話し、それが何故なのか?に悩んでいるとのこと。マンションの自治会の集会等への参加率も低く、イベント等の準備へも消極的と。またDさんは、現代は昔と違って「中流家庭」が減ってきており、二極化が進み、そのことが社会参加への意欲の低下につながっているように思うと述べられた。Eさんは、やはり「高齢者向けの活動施設」そのものが制度疲労を起こしつつあり、高齢者数の増加とは裏腹に活動参加人数の減少が顕著になってきていると。そして高齢者向けの活動組織が時代変化の流れとともに、新しい高齢者の支持を得られなくなっていると述べた。それに起因して、新規会員加入率も低くなりそういった組織自体の継続が困難な状況になりつつあると懸念を示した。Fさんも、関わっているいくつかの活動拠点で「後継者問題」を抱えており、かつて活気に満ちていた活動も「高齢化」の問題で様々な問題が生じていると述べた。その活動の一つは「食を通じた福祉コミュニティづくり」を目指すNPO法人であり、「ふれあい食堂」や「配食サービス」、「高齢者の見守り」等をボランティア数十人で支え続けているが、長年陣頭指揮を執ってこられた方(89歳)が代表を退かれた後も後継者の高齢化問題があり依然継続が難しい状況が続くとのこと。 


◇Eさんのレポート◇

シニアの学びとは新しいことを身に着けるという一般的な意味でのlearn の面だけではなく、もう1つの重要な学びとしてunlearn,つまり身に着けているものを外していくという面がある。名刺と肩書で生きてきた人が、定年を境にただの普通の人になるということ、これがなかなか難しく、特に成功体験が多いとは人ほど難しいと言われている。現役時代は組織をベースにした縦の関係で成り立っているが、定年後はフラットで上下関係のない平等なところからスタートする。仕事で身に着けてきたキャリア・スキルとは別のスキルの学習となり、unlearnとlearnの水平展開となる。これは他の人たちとの社会的関わり経験をすることで得られるものである。 認知心理学や社会心理学で確証バイアス(confirmation bias)と呼ばれるものがあり、自分が経験しているもの知っているもの、予測しているものへとどうしても答えを導きがちである。「分からないもの=受け入れがたいもの」であり、未知、未経験なものや、理解不能なものが現れた時に、それに対する不安が生じ拒絶する、特に男性の場合、定年を境として急に地域の活動や社会貢献活動をしようと思ったとしても、自分の中での現役時代のキャリアや価値観とのギャップやギアの切り替えが判らないなどの理由からか、unlearnつまり身に着けているものを外していくことがなかなか出来ないでいる人の方がまだまだ多いのが実情である。
さて、今回のテーマである「地域に密着した活動で、後継者を育てる術」を論ずる前に、国内最大の高齢者団体であり地域高齢者の交流の場である老人クラブ(老人会)とシルバーサービス人材センターの現状について調べてみた。
これらの組織は、地域のリタイア高齢者が元気に活動するためのリソース提供を目的に生まれたものですが、高齢者数の増加とはうらはらに、近年、活動参加人員の減少が顕著となっている。
平成22年に718万人であった全国の老人クラブ会員数は、27年には606万人と約100万人減少し(全国老人クラブ連合会資料)、シルバーサービス人材センターの会員加入数も平成21年の79万人から漸減、26年には72万人と約7万人減少している(全国シルバー人材センター事業協会統計資料) この両者に共通して言えるのが、従来は上手く機能していた高齢者向けの活動組織が、戦後生まれの高齢者の登場・増加および社会構造や時代変化の流れとともに、新しい価値観を持った高齢者の支持を得られなくなってきているという事実である。多くは趣味・文化・芸術・スポーツなどのクラブ活動、健康づくり・介護予防関連活動を中心に、ボランティアなどの社会奉仕、地域の高齢者の見守りなどの活動が行われている。
この老人クラブは平成10年をピークにクラブ数、会員数ともに減少に転じており、近年も同様の傾向が続いている。会員減少の最も大きな理由は、新規会員加入率の低さにある。その結果、クラブの会員組織自体が高齢化し、若手による事業運営の移行がスムーズに進まず、クラブ継続が困難となるといったある種の悪循環を生み出している。 新規会員獲得が上手くいかない理由として考えられるのが、新しい高齢者ニーズとのミスマッチだと言われている。活動内容の多くは、カラオケ、囲碁将棋、健康体操、ゲートボールなど、現在の中心メンバー70代のニーズにマッチした活動が中心であり 団塊世代に象徴される戦後生まれ世代にとっては、”老人クラブ“という名称自体からして、自分自身が参加すべきサークルとして共感されていない可能性が高いと言えるのではないだろうか。
次に神奈川県内のいくつかの高齢者団体について調べてみた。
@神奈川県下のA高齢者クラブ・会員150人程度 
平成19年(2007)のピーク時には300名近くの会員がいたが、年々会員数の減少を見る様になり、最近は毎年30〜40名が退会している。理由の多くは高齢化によるものであり、現在の会員総数は150名程になっている。会員の平均年齢74歳
A神奈川県下の高齢者対象のB法人・会員200人程度
 現状は会員の高齢化に伴い中心的に活動していたリーダ等の退会が増えてきている、またリーダ等をやりたがらない、新規会員が増えないなどで後継者が育たないなどの問題を抱えている。会員の平均年齢72歳
B神奈川県下のボランティアCグールプ(コミカフェ)
 スタッフが集つまらない、ノウハウ不足、専門家がいない、場所がない、資金がないなどで問題を抱えている。
これらの団体の地域活動における一般的な共通の問題点は
1・会員・スタッフの高齢化に加えて、新規会員が増えない、後継者が育たない、
2・資金不足で充分な活動ができない、無償ボランティア活動から有償へ
3・情報・知識が古く、過去の経験をベースにする傾向が強い、ITが苦手である
4・リーダ・役員等をやりたがらない
5・高齢者間での世代ギャップ、価値観のずれが大きく、物事がまとまらない
6・専門家、コーデネィターが少ない
7・現状肯定で新しいことに抵抗感がある
8・男性の参加が少ない
9・規模が小さいため力が外に向かっていかない、また個人の思いや強いリーダシップを中心として活動している
10・団体間の情報交換がない
 などがあげられる
うまく回っている団体は、IT関連を主とするパソコン、スマフォ等に対する専門的知識があり、があげられる
以上を纏めた課題・問題点は以下のとおりである

・国、行政も高齢者対策をしてはいるが、個人の価値観が多様化している中で仕組みやルール等が、人生70年、80年代をベースに設計され、また社会構造の急速な変化等に追いつかず、制度疲労を起こしてうまく回っていないのが実状である 例えば、 高齢者の就労、社会保障制度、家族構成の変化
・心ある若い世代が福祉等の分野で働いても、家族を養うため他分野へ転職してしまう。
・欧米とボランテイアの考えた方の違い、自分で出来ることは自分で、出来ないことは社会全体でサポートする体制
老人という言葉の語感は、電通総研の調査でも極めてイメージが低くなっています。60〜79歳の男女の7割強の人が、「老人という言葉は、まだ自分には早すぎる」と答えています。いままで、高齢者の一般的概念は役割の無い役割(roleless role シカゴ大学の社会学者 バージェスによって提唱)として捉えられていたが、人生100年時代を向かえた今日、その人その人に応じたそれぞれに役割があり、自分らしく人生を生きたいという人たちが増加してきており、今回のテーマもその視点から何かヒント・糸口が見つかるのではないか。

◇Fさんのレポート◇

 私が関わっている地域に密着した活動で、後継者問題を抱えているところがある。その一つに、神戸と明石にまたがる明舞地区(明石と神戸市舞子)で活動している、福祉食堂「ふれあい食事処 ひまわり」がある。この地区には、50年前に開発された大規模団地、明舞団地(戸数約11000戸)が存在する。かつては活気に満ちていたその団地も、高齢化が進み、それに伴うさまざまな問題が生じていた。
今から15年前に、私の年来の友人でもあるIさんが大学教員退職後、その地域の再生及び街の活性化のためのモデル事業に応募し、いくつものシャッターの下りたさびれた商店街の一角の空き店舗で活動を始めた。小さな「ふれあい食事処」と有機野菜の販売で始まったその活動は、地域の需要にこたえ、信頼を得ながら、いくつかの曲折を経て、やがて大きく成長を遂げ、今やその地に無くてはならない拠点となっている。
その活動は、「食を通じた福祉コミュニティづくり」を目指す「NPOひまわりの会」に結集し、「食はいのち、高齢者の食を地域で支える」をコンセプトに、現在、ふれあい食堂、配食、高齢者見守りを40数名のボランティアと共に続けている。この「ひまわり会」はコミュニティの場として、福祉の拠点として、この地区の高齢者の生活と命を支えている。
 彼女は、現在89歳。72歳からその活動を始め、NPO立ち上げから15年間代表を務め、現場で陣頭指揮を執り続けてきた。神戸のテレビ番組の中で「すごいすと(人)」と紹介されたこともあるスーパーウーマンである。そのカリスマ性から彼女のもとには人が集まってくる。ボランティア48名(男性13、女性35)の平均年齢は70歳、最高齢は90代である。みな彼女の人柄に惚れ込んだ人たちで、元気な高齢者が、支援の必要な高齢者を支えている。この15年の間、ボランティア仲間や支援している高齢者の死をもいくつも身近に見ながら、年ごとにしんどくなる体を引きずりながらここまでやってきた。
この数年、彼女の口癖は、「やめるー、やめるー、引退やー」だった。ようやく、周囲の声を振り切って昨年代表を辞し、理事となって一線を退いた、はずだった。バトンを渡された後継者の一人は、60代半ばの私の知人でもある。しかし、Iさんの存在が大きすぎる故に、同じようにやれるはずはなく、地域や仲間からの期待や使命も重荷で、見ていて辛そうな状況にある。実質、「ふれあい食堂ひまわり」はIさんなしでは回らず、今も朝5時半には食堂に出て、スタッフやボランティアにはっぱを掛け、日曜日は以前からの継続事業である男性のための料理教室を続け、代表時と同様の活動が続いている。Iさんのこの活動がいつまでも続くはずはなく、気力で頑張っている彼女の姿は勇ましくもあり痛々しくもある。
先月、Iさんの出版記念会が神戸で催された。『ひまわりの日々 食から広がる地域のつながり』という本が発刊されたのだ。その内容は、ひまわり食堂のこの15年の活動を綴ったものである。この会には、Iさんを支える60余名の参加者が全国から集まり、盛会となった。私は、この記念会の発起人の一人で、当日の司会進行を担当した。しかし、この会が催される準備段階から当日まで、その運営を巡っては様々な意見や横やりが入り混乱したのである。船頭が多いのである。Iさんが抜けた後の「ひまわり」の様子が今から思いやられる。さて、この後継者問題、Iさんの個人的な力が大きかっただけに難しくなっているように見える。どうしたらよかったのか? 今後どんな展開になるのか? 遠方にいる身では見守るしかない。

◇ Aさんのレポート ◇


 私の地域活動は地元の「町内会」で、いろいろと課題も多いがこの場で批判や愚痴を申し上げるのも如何か?と思い、風呂敷を広げて今の日本全体が抱えている問題、課題とも共通する部分も多いので、その観点から以下に述べていきたい。
<課題>
(1) 幹部役員の人員構成の「少子高齢化」(次世代の人数も極端に少ない)
    現在の会長はじめ主な執行部はほぼオーバー70歳(青年部長も前期高齢者)
    ⇒伝統を重んじる、いわゆる保守的な体質(良さ、悪さ共にあり!)
(2) 次世代の人たちの承継意欲低い⇒「昭和のビジネスモデル」は拒絶反応!

●現代の若者の意識調査(2015年 内閣府発表)
欧米先進国(主に米、英、仏、独)の若者と比較
 @「自己肯定感」が低い
  *うまくいくかどうか分からないことに対して、積極的に取り組む意欲が低い
 A「社会参加」への意識低い
  ⇒「社会問題」への関心が低く、「社会参加」への意欲も低い
  様々な「社会現象」について、自分が行動を起こしても何も変わらないという意識が強い。    
  *「デモ」に参加しない、「投票」に行かない等 (参考)
  今年の東大入試で異変:合格者の平均点(初めて) 文Tより文Uが上回る
 ・「政治家」及び「官僚」離れ⇒民間企業や自分で起業して、ビジネスの世界へ
  ⇒「統一地方選」でも、無投票当選区が30%くらいもある
  ⇒長く下積み生活するより、若い時期から第一線で活躍出来るし、高収入が期待できる(ビジネスの世界の方が)
B「自分の将来に明るい希望」が持てない
 ⇒「外的要因」:自分の国の将来に対する期待・希望が持てない
   (年金、医療、介護等社会保障の先行きと国の抱える借金に大きな不安!)
  「内的要因」:家族関係、学校生活、職場生活に満足感、充実感が持てない
 *『将来、結婚して子育てをしているイメージを持つことが出来ない、自信がない』
C「友人関係」への満足度は低い
*一人で余暇を楽しむ⇒「ソロ活」(焼き肉、カラオケ、水族館、遊園地等)
・「ソロキャンパー」流行?(一人でキャンプ)⇒自然の中で心を癒す(特にIT)
 友人と一緒だと食事の時間等ペース配分に気を遣うため、一人で楽しみたい

★「真面目で誠実で堅実で、優しい若者像」
・自分の将来に大きな不安を抱えている状況下で、家族を持つこと、子どもを産み育てることは無責任ではないか?と真剣に考え、悩んでいる人も多い。
・社会とか世の中を大胆に変えようという意識は低いが、一方で困っている人に対してのボランティア活動等には積極的に参加する若者は増えている。
★こういった傾向は、けっして若者たちだけが批判されるべきものではなく、我々親世代がそうした環境、社会を作ってきてしまったという責任も大きいのでは?

●『平成の〇〇離れ』ランキング
 @タバコ、A新聞、Bギャンブル(麻雀せず)、Cゴルフ、D恋愛、
Eゲーム(⇒スマホで代替)、F結婚、G車、Hカラオケ、Iお酒
 *因みに、お小遣いの使い道のNO.1は「貯金」
⇒これからも、今の若者の「将来不安」→「堅実な生き方、ライフスタイル」が透けて見えてくる!

●作詞家なかにし礼の最近の歌(平成の若者)についてのコメント 
 「こじんまり自己完成し過ぎている」、「外に対して訴えるような情熱を感じない」「あなたと私、僕たちといった小さな世界でまとまっている」、「お行儀が良い」、「自分の言葉、本音で語っていない」→「嫌われることを恐れて本音を言わない」⇒『キレイごとだけじゃ感動しない!』(なかにし礼 作詞の信念!)(人間には表も裏もある)
 
<後継者育成>⇒参考に!(プロ野球元大リーガーのコーチング理論より)
@「コミュニケーション」重視!(フラットな立場での)
A「自主性の尊重」⇒新たな提案等もたとえ間違っていると思っても、一度は受け止め自分たちでやらせてみて、その上でうまくいかなかった場合には、きちんと「自己評価」なり「反省点」を自分の言葉で述べてもらう。次に向けて「どうしたいか?」を考えさせる、提案させる、そして責任を持たせることが重要!

●山本五十六(海軍大将・連合艦隊司令長官)名言
『やってみせ、言って聞かせてさせてみて、ほめてやらねば人は動かじ
話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば人は育たず
やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず』   


〜令和の時代へ向けて〜  
中村昌子

以上、今回はテーマや問いに対する明解な回答を得たわけではなかったのですが、3時間半に亘る意見交換の場、終了後、この研究会の今後に一筋の光を得た心地になりました。自らを「老人」「シニア世代」と認知している世代と、老人という言葉の語感は自分にはそぐわず、「老人という言葉は、まだ自分には早すぎる」と答え、「シニア世代」という表現もしっくりこない50代後半から70代前半世代ー。
 明日から始まる令和の時代、日本社会でボリューミーな世代といえる、団塊世代を含めた60代70代世代は、自らの小さな意識変革と微調整で地域社会でもっと役立つ存在となり得るのではないでしょうか。Eさん(団塊世代)のレポートにもあるように、これまでの高齢者の一般的概念、roleless role (役割のない役割 シカゴ大学の社会学者 バージェスによって提唱)は少数派となり、多様でエイジフリーな社会で、社会に役立つ存在になることへの一人一人の覚悟と自負がもっと必要だと感じた良い機会でした。

明日から始まる≪令和≫の時代が、皆様にとって健やかで心豊か日々となりますように。


「ライフプロデュース」研究会メンバー一同

第11回 LP 研究会.jpg

◇第12回「ライフプロデュース」研究会 開催のお知らせ◇
日時:2019年5月29日(水曜日)18:00〜21:30
テーマ:「令和の時代、身近な地域コミュニティのSDGs」
場所:内幸町 日本プレスセンタービル 9F 日本記者クラブ ラウンジ

posted by ライフプロデュース研事務担当 at 03:37| Comment(0) | ブログ