2020年05月18日

お久しぶりです。座長 靱さん(77歳 喜寿) の近況

皆さん、お久しぶりです。長期化している STAY HOME 期間、如何お過ごしでしょうか?

2/12 を最後に、ブログを更新しておらず、いつ月例会を再開できるかも不明なので、座長の靭さんに久しぶりに、電話連絡してみました。....靭さんは1943年生まれの後期高齢者77歳(喜寿)。大学卒業後、共同通信社入社、編集局各部記者を経て、後半定年までの約10年間は編集委員兼論説委員(福祉・医療・北欧問題担当)だった文筆業が生業だった方。9年前に奥様を亡くされ、現在、高層マンションで独り暮らし。

久しぶりに電話で話す靭さん、様子が少しおかしい。滑舌が悪く、「うーーん、何だっけなぁ」や「あれ?なんだっけなぁー?」「うぅーーーん、ううーーん....」の連発で、身近なコトも思い出せない様子で会話が滞ってしまいました。....。そんなやりとりの中、以下、靭さんとの会話の抜粋。

HANA: 靭さん、少し滑舌悪いみたいですよ。どうされましたか? ご家族と会話されてますか?

靭さん: いや、まぁー、息子たちも忙しいんで。。。。

HANA: ごめんなさい靭さん、はっきり言っちゃいます。これまでの靭さんとの会話で今日の靭さん、一番、滑舌悪いですよ! 思うに、今の靭さん! アウトプットすることと、会話のキャッチボール絶対必要です。とりあえず、靭さん、近況を短くて構わないので研究会のメンバーにお知らせください。

靭さん:了解!.... 纏まったらグループメールに送りますよ。。。。

と、流石!です! その翌日には、靭さんから、以下のご本人近況メールが送られてきました。そこには、77歳(喜寿)、独り暮らしの靭さんのSTAY HOMEの日常が、瑞々しく靭さんらしい文体で描かれていました。私は何かとても嬉しくなって、早速、靭さんに電話しました。

HANA: 靭さん、早速読ませていただきました! 速やかな対応、ありがとうございます!

靭さん:一昨日、HANAさんに率直に言われて、僕も自分の事ながら吃驚しましたよ。「あ、俺、そうなんだ! このままだと、俺はコロナに負けてしまうな。って 」。

HANA:靭さん、酷いこと言って、正直に言っちゃってすみません。今の靭さんには、誰かと会話すること絶対必要だと思います。あ、ところで、戴いた近況の中で、エリザベス・キューブラー・ロスの「死ぬ瞬間―死とその過程について」の新装版のご紹介、書いていただけませんか? 研究会のメンバーにも読者の皆さんにも紹介したい本なので。

靭さん:わかった。やってみようかな。

HANA:是非、お願いいたします!黄ハート 急がないのでー。

今日の靭さんの声音は、一昨日の靭さんとの会話とは想像もつかないくらい、生気に満ちていて、私が尊敬する77歳(喜寿)の靭さんが、受話器の向こうで笑っていました。

以下、靭さんからの近況報告です。

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さて、私の近況報告報告ですが、プレ・団塊の世代で家系的に糖尿病の持病を持ち、9年前に妻をがんで亡くして以来の“独居”生活だけに、食後の近所散策兼食材購入の他は、殆ど自宅に篭りっ放しでした。その時は当然、マスク着用、手洗い・消毒の徹底に、「三密を避ける」は厳守。問題は代表的な性別役割分業世代だけに、料理が不得意なことだ。しかも、糖尿病患者の私は一日、何とわずか1600キロカロリーが限度、これでは血糖値は下げられるが、難敵コロナに対抗するには余りにも栄養不足だけに心機一転、ステーキ中心の肉類や魚類を中心に毎日献立を代え、カロリーを十分に補える栄養食に一変させました。料理本やテレビ画面を参考に必至で作ってみると、徐々に失敗よりも栄養十分の「これは旨い」と言えるような料理ができるように。体重もわずかだが増え「これでコロナとも闘える」と自信が付き、「外出自粛」を徹底させて「39県緊急事態解除」の日を迎えた次第です。

それでは「自宅待機で、何をしていたのか?」―大いに眼を使った。かつて感動して、何度も読んだ書物、感動した懐かしの名作映画のDVDを改めてさらに数回見返す日々でした。大学時代の専攻が縁で愛読してきた米文学の雄、スコット・フィッツジェラルドが1920年代アメリカのジャズ・エイジを舞台に描いた映画「華麗なるギャツビー」、アーノルド・ヘミングウェーの2作「キリマンジェロの雪」「誰がために鐘が鳴る」、1939年制作のヴィヴィアン・りーとクラーク.ゲイブル主演の「風と共に去りぬ」は米映画史に残る超大作。南北戦争の最中、焼け野原となった南部の大地で力いっぱい生きるヒロイン、スカーレット・オハラ役を見事に演じたヴィヴィアン・リーの美しさと演技はアカデミー賞を獲得、何度見ても圧巻だと感動する。

書物は若手流行作家の単行本が多かったが、最も読み応えがあったのは本年度本屋大賞を受賞した、凪良ゆう著「流浪の月」が男女の愛の変形に光を当てて、「誰かを好きになるって、どういうことなのか?」を巧みに描いて引き付けられる。

そうした娯楽書籍とは別に、エリザベス・キューブラー・ロスの「死ぬ瞬間―死とその過程について」の新装版が出たので、読んでみた。この本は、私の唯一の専門領域の愛読書であり、私は「自分の、家族の最期を受け入れるための入門書」の第1号として高く評価している。コロナウイルスに感染して亡くなった患者さんは、家族も対面できずに、遺骨を手渡される―と言われる残酷な「死とその過程について」の在り方を問う厳しい内容だけにコロナ戦争に合わせて、中央公論新社が新装版を出したのであろうと私は確信しています。新聞広告でも、よく目にいたします。

長くなりましたが、以上が不要不急の場合以外は「外出自粛、自宅待機」に徹して、感染拡大を抑え込むことに徹した私の近況報告です。その本心の本心は「コロナなんかに負けるものか、是非とも『生き延びたい』という」自分でも意外に思えるほどの強く堅固な意志であったと確信しております。

仲間の諸兄姉も、それぞれのコロナ戦争で何を感じ、どんな教訓を得たかを含めての近況報告をお伝え願います。

【 編集後記 】
今回、座長 靭さんとのやりとりは、僅か2日半で起こった出来事でした。明らかに、靭さんが自分の日常を文章を書いて整理なさることで、会話の滑舌も格段に良くなり、靭さんらしさを取り戻されたようです。

靭さんは、今回、私との一連のやりとりを公表していい、そうすることで、読者の皆さんが身近にいる高齢者とのコミュニケーションのヒントにしていただければ嬉しいとのこと、敢えて、やりとりをそのまんま記させていただきました。

さて、今回ご紹介する1枚の画像は私が地域猫活動でもご紹介している、女性漫画家 深谷かほるさんの母の月のイラストー。
ダイヤ夜廻り猫についてはこちらから

2020 5月は母の月

まだまだ遅くはありません。思いを自分の言葉で、自分らしい方法で、伝えてみてはいかがでしょうか。

おかあさんありがとう画像.jpg

文責:HANA


posted by ライフプロデュース研事務担当 at 11:08| Comment(0) | ブログ