2021年04月25日

女60歳還暦を迎えて 言いたい放題 やりたい放題 <その3>

皆さん、こんにちは!
東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象に始まっている緊急事態宣言は4月25日から来月11日までの2週間余りとのこと。巣ごもり生活ー、一日一日、後悔しない日常を丁寧に粛々と積み上げていきたいです。
さて、同年代の方々から共感のコメントが届いている、ジェシカさんの「女60歳還暦を迎えて 言いたい放題 やりたい放題」シリーズ第3弾、今回のテーマは、「痛い!」です。今回のテーマは他人事とは思えないですね。実は、昨年末、私も道路の僅かな段差で顔から転倒し、鼻下口周り青あざ内出血、マスク着用で救われたことがありましたっけ。


女60歳還暦を迎えて 言いたい放題 やりたい放題 「痛い!」 
by ジェシカさん

私は2週間ほど前 衝撃的な瞬間に遭遇してしまった。夕方 煉瓦貼りの歩道を歩いていると 私と同年代と思われる女性が隣をスロージョギングで通り過ぎていった。その後ろ姿を見ながら「えらいなあ〜。私も昔はホノルルマラソン完走したことあったけ〜。」などと考えていた。するとその女性が10メートルほど先でバタッと顔面から落ちて転んだのである。もう胸が張り裂けるほど驚いた。隣を歩いていた男性が直ぐに声掛けしたので私は息が止まりそうになりながら傍らを通り過ぎた。私はその女性の姿に自分の姿を重ね合わせてた。見るとその煉瓦張りの歩道の段差は3ミリ程度であった。その段差につまづき顔面から倒れるなんて・・・。「大丈夫ですか?」と私は声も掛けられず茫然自失状態で交差点の信号機のところで立ち止まってしまった。2〜3回は信号を見送ったと思う。その間に私の頭をよぎったことは「暫く運動という運動をしていない私。絶対急にジョギングなんかしたら駄目だわ。自分の運動神経を完全に誤認してる。ホノルルマラソンのハーフでも走ってみたいという馬鹿な夢は速攻夢リストから削除しよう。」
「自分の体調・体力・メンタルケアなんて全然してない!」「ほっといても健康でいられた時代は終わっているって自覚しなきゃ」等々。次から次へと頭の中で考えが廻った。
 日々の生活に流されて60歳。思い起こせば何度が大病もしたが幸運にもその都度回復し現在こうして元気に生きている。なんと有難いことか。それなのに私は喉元過ぎれば熱さを忘れるの状態に陥っている。これはもう私に反省せよという啓示のように感じずにはいられなかった。
 そんな衝撃の日から一週間ほどたったある日 3月に受けた健康診断の結果が届いた。恐る恐る郵便を開封してみるとなんと結果は【E】「えっ。ショック!なんだ?この結果は!」検査結果は散々たるものであったのだる。大学だったらこんな成績取るくらいなら単位を落とした方がいいくらいの結果だったのである。
 そこで私は3日間ほどかけて現在の自分のメンタル・身体・運動能力等々と真剣に向き合ってみた。調度直近の人間ドック検査結果があったため、初めて自分自身の健康状態と向き合ってみた
。今までは 何となく怠い。何となく苛々する。何となく・・・。
で過ごしてきた私であった。現在は血液検査の結果から身体の状態が分析できることに正直驚いた。結果として分かったことは、かなり不足栄養素があること。運動能力は筋力を中心にして年齢平均能力よりかなり低いこと。この現実を受け入れることは自分でも辛かい作業であった。しかし、そんなことを言っていられない。渋々今回の体験を通して下記のことを始めることにした。

1. YouTubeを利用して 朝ヨガを15分/朝 瞑想5分をルーティン化
2. 血液検査から不足栄養素をサプリメントで補う
3. 健康に意識を向けた 食事献立にする
 上記の3つを日々のルーティンに導入して約1か月が過ぎた現在 劇的にとは言い難いが確かにメンタルが安定して以前より苛々が減ってきたように感じる。
 今まで この私の激しい闘争的な性格・アップダウンのある精神状態は性格なのかと 半ば諦めていた。しかし もしかしたら栄養素の欠如・ホルモンバラスの乱れであって 私の性格が悪かった訳じゃない?などと微かな希望の光を見出したのである。
 コロナ禍で社会全体が閉塞感と苛々感で充満している今日だからこそ、自分を整えて、最低限 自分が大切に思う人々(家族・友人)にだけでも幸せオーラを届けたいものである。
 言い換えれば「健康第一ですよね〜」という言葉だけの生活から「ゆるくても健康を意識した実践生活」へとシフトチェンジするお年頃(60歳)なのだと気づかされた3月・4月であった。
 暫くは「笑顔で姿勢よく」を私の人生の指針にしようと思う。そんな自分を好きになれそうな気がするのである。自分らしく生きたいと言う前に 自分と向き合う作業が必要なのだと気づかされた。ただこの時期にこのことに気づけたことに、素直に有難いという思いが沸いてきているのは確かである。
 まだまだ自分の中の溜まっている灰汁(あく)は取り切れていない60歳。そんなこんなで来月のテーマは「自分の中にある毒」について向き合ってみたいと考えている。今回も稚拙な文章にお付き合い頂き有難うございました。

玉ボケさつき2.jpg
photo by Hana



posted by ライフプロデュース研事務担当 at 10:06| ブログ